2007年3月25日能登半島沖の地震


(再解析:2007/3/26 10:19)

2007年3月25日に能登半島沖で気象庁マグニチュード(Mjma)6.9 の地震が発生しました。ここでは、 FDSNとGSNの地震波形記録をIRIS-DMCからダウンロードして、地震時の断層面上の滑り分布を求めました。 解析の結果、モーメントマグニチュードは6.7、西北西−東南東方向に圧力軸を持つ、横ずれ成分を含む逆断層型の地震で、破壊は深さ約8kmから始まり、北東方向かつ地表に向かって約20km伝搬したことが分かりました。最大滑り量は約1.6m 、地震時の断層破壊の継続時間は、約14秒と求まります。(これらの値はさらなる詳細な解析で変わる可能性があります)。

主な結果

地震モーメント Mo = 1.4 x 10**20 Nm (Mw 6.7);
破壊継続時間 T = 14 sec ;
(strike, dip, rake) = (47, 51, 115)
震源: (Lat. = 37.236 Lon. = 136.652, depth= 8 km).
[ここで,震央は防災科研Hi-net自動処理値を使用しました.]


滑り量分布。星印は震央

震源メカニズム解、震源時間関数、滑り量分布


観測波形(黒線)と理論波形(赤線)の比較


2007年3月25日に能登半島沖で気象庁マグニチュード(Mjma)7.1 の地震が発生しました。 ここでは、 FDSNとGSNの地震波形記録をIRIS-DMCからダウンロードして、モーメントテンソルインバージョンを行い、地震モーメント・セントロイドの深さ・破壊継続時間を求めています。重心の深さは5km、モーメントマグニチュード(Mw)は6.6、破壊継続時間は約10秒、東西方向に圧縮力が作用して発生した逆断層型の地震です。気象庁マグニチュードと比べて、モーメントマグニチュードの値は0.5も小さな値が得られました。深さも5kmと気象庁の震源の深さと比べて浅く求まります。
他の地震の波と重なっているために、使用できる観測点が偏っており、遠地実体波を使用して滑り量分布を求めることは困難です。(文責 八木勇治: 筑波大学大学院 生命環境科学研究科)

モーメントテンソル解と、震源時間関数、観測波形(黒線)と理論波形(赤線)の比較

解析に使用した観測点分布
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